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雑貨ではなくハンドメイドではなく、工芸という世界

手しごと、工芸、というものに魅かれるようになったのはいつからだろう。

私は、若いころから今もそれほど物の好みが変わってない。ようやく趣味に年齢が合ってきた感じ。

旅先で買う物が他の子たちとはちょっと違っていて、「そういうの好きそうだよねー」って言われてきた。

器屋さんとかギャラリーというようなところが好きだった。たくさんきらびやかに物が並んでいるところより、ひとつひとつが展示してあるような。

雑貨屋さん、とはちょっと違う。

それが、工芸、という世界なのだとはっきり気づいたのは、たぶんこの本に出会った時。

稲垣早苗さんは、それ以来私の憧れの人。俳句を若いころから志していたというその文章も、新鮮な響きをもっていて惹きつけられる。

稲垣さんの運営するギャラリー「ヒナタノオト」にも行った。残念ながら稲垣さんにはお会いできなかったけれど。

そして、稲垣さんがディレクションしているイベント「工房からの風」

全国から公募で集まった若手作家さんによるイベント。

クリエイターさんが集まるイベントなんて今やいくらでもある。名古屋でも何百と集まるようなイベントもあるし、地元でも手作り作品を販売するママが好きそうなイベントなんてしょっちゅうある。

でも、この「工房からの風」は、そういう趣味の延長のような人たちとは一線を画す。

プロ、としての作家、単にお金をとるからプロ、ということではなく。

その作品がその人の人と成り、生きていること考えていること日々の営み、そういう物が表れているような。

なんて言ったら、おおげさかな。

工芸とハンドメイドは違う。と思う。何が違うかって言われたら明確に答えられないけど。ハンドメイド作家さんが真剣じゃないとはいわないけれど。ハンドメイド、ではなく、手しごと。

工芸作家さんが集い、使う人たちと出会う場所。それが、工房からの風。

作家さんたちから作品のストーリーを聞くことがこれまた楽しい。

こうやって、この物たちは生まれてこういう形となってここにあるのね。

私のところにやってきた物たち。

買うときには使うことをイメージしながら買ってる。どんなお料理が似合いそう、とか。こういう使い方もありだよね、とか。あそこに飾ったらぴったりだわ、とか。頭の中はいろんな会話が飛び交っていて、他から見たらじーっとそこで黙って見ている人だろうけど、本人的には忙しくて。

そしてそういう時間が夢中でたまらなく好き。

 

 

大掃除の前に知っておくべき、かたづけのコツ

11月15日 水曜 10:00~12:00

2000円

年末までのメールフォロー付き!

場所:よつば暮らしデザイン室事務所(岡崎市天白町)

 

お申込みは右上の「お問合せ」またはFacebookメッセージにて承ります。

 

 

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