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日々の暮らしに工芸品を使うということ

今日のGoogleの検索トップページ、「日本各地の工芸と匠の技に触れてみよう」クリックするとこんなページに。

陶器や織物、染色といった工芸の紹介と歴史が、けっこう丁寧に書かれてます。

工芸品、多くは江戸時代に始まっていて元々は生活に密着したもの。世の中が機械化されて効率重視になった中、「伝統」といわれるように。

伝統っていっちゃうとなんだか姿勢を正して崇めるようなものになっちゃうけど、本当は生活に根付いて日々の暮らしで使うものです。工芸って。

特別な物として扱うのではなく、日々使う物こそ丁寧につくられたものを使いたい、そう思います。

つくるときに時間と手間をかけた物は、使うときの時間に豊かな気持ちをくれるから。

それが生きてることを大切にしている気がするから。

前々からやりたいと思っていることの一つ、工芸品を使う暮らしを提案できる場をつくりたい。

ギャラリーとか雑貨屋っていう売る場、だけではなくて。紹介する、使ってもらう、知ってもらう、そんな場所。

それと、工芸品をつくる作家さんを訪ねる旅をしたい。

梨木香歩さんの『からくりからくさ』っていう小説の中に、染色だったか機織りだったか、学んでる若い女性がその工房を訪ねて調べていくっていう場面があって。これを読んだ当時草木染めをやっていた私は、こんなことやりたいなー、って憧れました。

そんなことを最近思い出す。

工芸品への想いをしばらく忘れてたけど。

私が好きだと感じるものを集める旅をこの春はしようかな。

 

 

 

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