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自分の日常を守るという当たり前なことができないことがある

国の政策である原発立地の計画を住民の力で断念させた町が全国に34か所もあるって知っていましたか?

私は全然知りませんでした。

かさこさんが監督をした映画「シロウオ 原発立地を断念させた町」を見て初めて知りました。

この映画はそんな反対運動をした住民へのインタビューです。

ごくごく当たり前に漁や農業をしている人たちがそんな当たり前の日常を続けるための原発反対運動。

豊かな恵みを与えてくれる海や土地で漁や農業を続けていくための原発反対運動。

その反対運動がどれほどきついものだったか、最後のほうに出てきたおじさんのインタビューが印象的でした。

「忘れたいんです。誰でもつらいことは忘れたいでしょ。」

反対運動のためにあちこち走り回るガソリン代が何万もかかり、人に会うために仕事そっちのけで出掛けて、父親からも怒られ。

当たり前に自分たちの日常を送ることを守るために、つらい思いをしないといけないなんて。そうまでして建設を推し進める原発って、人を幸せにするんだろうか。

原発ができれば働き口ができる、働く人たちが増えれば商売が潤う。そんな話しは原発をつくることより他の政策を考えればいいだけじゃないのか?

今だけでなく未来の暮らしを犠牲にしてまで建てる原発。原発のない愛知ではそれほど緊急的に危険を感じることはないのだけど、目に見えない放射能の影響はやっぱりこわい。

原発に頼らなければならない生き方でなく、誰もが自分が信じる道で生きていける世の中であってほしい。

 

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