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建築士としての夢

仕事をしていく上で夢があります。

最終的にこうなったらいいな、と(今のところ)思っていることです。

 

建築士の存在価値を高めること

 

建築家と建築士は違います。

独立した設計事務所を営んでいる=建築家、ではありません。

建築家は自分でそう名乗ればいいだけです。

建築士は勉強して試験に受からなければなれません。

建築家は独自の発想を求められます。デザイン面で人から評価されることが重要視されます。

建築士だからといって、デザイン面で独自の発想ができて注目されるような建物を設計できるわけではありません。

そこは、人それぞれ能力の違いです。

ところが現実は、デザイン面のオリジナリティが建築士に求められ、そこで高評価される人間が建築士としての能力が高いととられることが多いように思う。

建築士の業務は「かっこいいデザインを考えること」だけではありません。

建築士に定められた業務として「工事監理」というものがあります。

 

「工事監理」とは、その者の責任において、工事を設計図書と照合し、それが設計図書のとおりに実施されているかいないかを確認することをいう。(建築士法第2条7より)

 

よく言われるのが「監理」と「管理」の違い。これについてはまた次回書きたいと思いますが。

工事監理がきちんと行われていない現場が多いというのが住宅業界の現状です。

工事監理は知識と判断力と指導能力がないとできない仕事です。

 

工事監理がきちんとできる建築士の存在価値を高めたい。

工務店から仕事もらってプランつくって図面描いて申請業務して、っていう一方的な仕事の受け方ではなく、

工務店が質の高い家づくりができるように、現場の工事監理だけでなく業務の改善まで提案できる。

「資格をもっているから」という必要最低限の関わり方ではなく、

工事監理をしてくれる建築士と積極的にかかわったほうが会社が繁栄する。

っていうふうに建築士が認知されるような住宅業界にしたい。

 

なんて、ちょっと壮大な夢です。

 

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