前回のブログで「なかなか決められない人」のことを書きました。こういう人にどう対応するか、書いてみたいと思います。
私のやりかたは、私のスタイルを全面にだして「これこれこうだからこれがいいですよ!こうしましょう!」って推すタイプじゃなくて、お客様自身の考えを引出すタイプなので、丁寧に話をきいてお客様が納得するまで迷うことにつきあう、ってこともありました。
正直言って、ここまでつきあうのはハウスメーカーじゃ無理だと思います。回数決まってたりしますからね。何回以上は追加金額いくらです、って契約もあったり。物件数を多くすることが優先のメーカーさんはひとりのお客様に長く接することはあまり好ましくないですから、仕方ないことです。
じゃあ私がなんでもお客様の決められないことに延々と付き合うかといえば、さすがにそうではありません。
「お客様に寄り添います」ということは必ずしも「一緒に迷います」ではありません。
迷うんだったら、迷っていることを納得できる形で解決に導く、押しつけたりあせらせたりするのではなく導く、というのが私の目指すところです。
お客様との打合せで意識していることがいくつかあります。
①決めるための準備をしてもらう
②決め方を教える
③迷っていることの情報を整理する
④ゴールを意識させる
①は、この先のスケジュールを示していつまでにこれを決めるのでこれを考えておいてください、とか、世の中にこういうものがあるので目を向けてみてください、とか。次々とやってくる決めなきゃいけないことをいきなり「さぁ決めてください」って1週間前にいってもそれは無理なので、だいぶ前から意識をむけていただきます。
②③は頭の整理をしてもらうって感じでしょうか。とっちらかってることを論理的に整理して、これはこうだから暮らしはこうなります、これとこれはこうだからどちらかに選んだほうがいいです、これよりこっちのほうが○○さんには向いています、とか。論理的思考の私の得意とするところです(笑)
④これが一番大事!③で論理的に整理して「あなたにはこれがいいですよ」を言うためにはお客様自身が自分のゴールがわかってないと言えません。っていうか、こちらが言ったところで納得してもらえません。
ところが、これがすぐ行方不明になっちゃうんですよね、迷う人っていうのは。目の前のことにすぐ流されるから。
前回のブログでも書いたけど、これが全然ずれるような要望を次々言ってくる人というのは「何がしたいのか自分でわかってますか?」と言いたくなります。
こういう人にはハウジングコーチがほんとうに必要。お客様自身の言葉でゴールを決めるから。決めたゴールを最優先にしないとお客様自身が後々納得できなくなりますよ、って説明できるから。
迷う前に目指すところを決めておく、っていうのは本当に重要です、何事も。
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