はれのひ騒動、一生に一度の成人式だから余計にクローズアップされている気がしますが、
そもそもお客様からお金をいただいておいて夜逃げするという、単なる倒産よりもさらにたちが悪いことで、人としてあるまじき行為だと私は思います。
どんな会社でも大企業だろうが零細だろうが事業が立ち行かなくなるリスクは抱えているものです。それを乗り切るために日々経営者は試行錯誤していくわけです。
私は工務店の社長さんとか他の業界でも零細会社の社長さんと会う機会はよくあります。
特に工務店さんとお仕事をしたいと思っているので、知り合いから紹介されて会いに行くこともあります。
初対面でその方の具体的に家づくりのことや仕事に対する考えとか住宅業界についての話をしていくのですが、
話を聞いたときの感覚が大きく2つにわかれます。
①家づくりが好きで会社を経営している
②会社の売り上げをあげるために家づくりという事業をやっている
経営者である限りどんな業種だろうと規模だろうと売り上げをあげること会社を維持することは必須です。「好きだから」だけでボランティア精神でやってることはあり得ません。
でも、①と②はやっている事業そのものへの愛情が、雲泥の差だと思います。
もっというと、「お客様の気持ちに寄り添って」とか「お客様の喜びが私たちの喜びです」というような耳障りのいい言葉も、「会社の売り上げをあげるために」という言葉が前に潜んでいることを感じることがあります。
「(契約をとるためには)お客様の気持ちによりそった対応を」「(契約をとるためには)お客様の信頼を得よう」
おちろんはっきりとは言わないけれど、というか、無意識のことなので言う言わないではなく、話をしている中でそういうニュアンスを感じるのです。
そういう方、家づくりそのものへの愛情を感じない人とは、私は一緒に家づくりの仕事はしません。
自分のやっている事業に誇りと愛情をもっているか。それとも、会社経営が先なのか。
「はれのひ」の社長がなぜ成人式の振袖という事業を選んだのかわかりませんが、自分が好きなことで人の役に立つ、という仕事をするということの基本中の基本が欠けていたんじゃないでしょうか。
あそこまでやるとそれ以前に人として責任感もない最低野郎だな、とも思うけど。
会社の良し悪しを見分けるのに、HPやパンフレットや営業トークだけではわからない、理念や人柄や社風を肌で感じ取ることは重要だと思うのです。
一生に一度の大金をかけた家づくりでこんなことが起きないように、営業にながされずに工務店を選ぶ方法を教えていこう!と改めておもうのでした。
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