GWは近場でまったりがいいなぁ、という愛知県民のみなさま。
知多半島の半田あたりはいかがでしょうか。
半田と言えば、お酢でおなじみのミツカン。ミツカンミュージアム「ミム」
も、いいのですが、ここの道を挟んだ反対側にこんなところもあります。
「中埜半六邸」
中埜というからにはミツカンの中埜?
ミツカンの中埜は中埜又左衛門家、こちらは中埜半六家、どちらも分家だそうで中埜本家は別にあるそうです。すごいですねー、中埜家。
半六邸はこんな感じの古い建物。
茶屋があってお茶しながらまったりできます。おとうふ工房いしかわのレストランもありますよ。
数寄屋風の瀟洒なつくりです。当時の職人さんの繊細なセンスの良さがわかります。
ところが、これがきれいにこの状態でここまできたわけではないそうです。
↑これは半田市のホームページ。「半六庭園」となっています。
この半六庭園のなかにある建物が半六邸でサロンや茶屋があります。
↑こちらは建物を管理運営するNPO法人半六プロジェクト
敷地の庭園と中にある建物と、管理母体が違うんですねー。これにはここまでに至る苦労が現れてます。
半六邸は人が住んでいない期間を経て半田市に管理が移ったわけですが、半田市は赤れんが倉庫の整備で「古い建物をきれいにして維持するのはとてもお金がかかる」ということを体験して、この半六邸にそこまでできないということで取り壊しを決定したそうです。それを止めようと当時からここを使ったイベントなどを開催していた有志がNPOをつくって半六邸の復活に尽力したそうです。
ってサクッと書きましたが、相当すったもんだしたようです。
古い建物を残して維持する。
こうやって出来上がって観光地として認識されればそこそこ人が来て維持できるのかもしれません。
でも、古い建物をのこして維持することの価値、を感じなければそもそも整備することへお金をかけるということもできません。これを残すことに何の意味があるの?っていう人もいるでしょうね。それが公共施設となれば税金がかかるわけで、ここに税金かけるなら教育とか福祉にもっとかけてよ、って言う人もいるでしょう。
古い建物を残して維持することにどんな意義があるんでしょうね。
年月を経た古い建物だからいいわけではなくて、長い年月を経ても美しいと感じさせるものづくり、そこに意義があるんじゃないかと私は思います。
「美しさ」って古いとか汚れてるってことを超えた存在だと思うのです。そういうものに触れることで自分のなかの美意識が刺激されます。
そんな時間を過ごすことが私は好きです。
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