愛知・岡崎・西三河の建築士設計事務所。家づくりセカンドオピニオンは全国対応です。

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お客様に寄り添う家づくりってどんなんなの?

打合せ回数が多くて、たくさん話を聞いてくれて、何度も変更に対応してくれる。

それが、お客様に寄り添った丁寧な家づくり、って思ってますか?

以前はそう思ってました。実際、そういう対応もしてきました。

でも、回数多く何度も変更に対応することが「寄り添う」じゃないし、何度も変更することが必ずしも「いい家」になるわけじゃないな、って最近は思っています。

無理やり工期に合わせるために打合せをぎゅぎゅっと詰めるのもどうかと思うけれど。

長々とやればそれだけいいアイデアやいいデザインが出てくるかというと、そういうわけでもないです。

ある程度方向性と必要なことと優先順位が見えてくれば、あとは決めるだけのことなんですよ。

ああしたらどうなるの?これはどうなの?こんなの見たけどこれはできるの?

情報収集が得意なイマドキな人は、目先のカッコよさに魅かれて次々と質問してきます。

「どうしてそれがいいと思うんですか?」って聞くと「ちょっと良さそうだなと思って。どうなるか聞いてみただけ」ってことも。

自分が何を望んでいて、何があればそれが叶うか、それが叶ったらその先どうなるか、なんて考えてないんでしょうね。目先のことだけで。

それにいちいち応えてプランに組み込むと、まるでおもちゃ箱をひっくり返したような、無理やり入れ込んだような、窮屈な家になります。

要望を叶えた家にしたいなら、広く浅くではなく、的を絞って確実にこれはってことを優先させて高めたほうが効果的です。

中途半端にあれもこれもやると、どれもそこそこの成果になって良さが薄くなります。

あれもこれもやりたくなる人は、結局自分が何を望んでいるか、何があれば満足するのかわかっていなくて、情報に振り回されているだけです。

それと、想像力が乏しいですね。

それをやったらどうなるか、自分でイメージできない。だから、突然今までと違うことを言いだしたりする。

そういう人が増えてる気がしますね。

そういう人には長々と話を聞くよりも、自分で自分を振り返るような質問を投げかけて本当に欲しい物を考えてもらいます。常に優先順位を意識してもらう。

そもそも、こういう人は決めることが苦手で決めようとしないから。

決められない人をコントロールして決めるように意識させていくことも、建築士に必要なスキルです。っていうか、けっこう重要なスキルですね。

たくさん話をきくこと、だけではお客様の要望は満たせないし、たくさん聞くことが「寄り添う」ではないと思っています。

家づくりに限ったことじゃないけど。

 

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