よつば暮らしデザイン室

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Author Archives: mo1620yo

京都の紅葉と寺院の美しさ

どこへ旅行にいってもそうなのですが、どうしても建物の写真が多くなってしまいます。京都なんてなおさら。何度いっても何度も同じような写真を撮ってしまいます。それくらいいつも圧倒的に美しくてついつい撮りたくなってしまうということです。

南禅寺
堂々としてます。歌舞伎の中で石川五右衛門が「絶景かな、絶景かな」と名ゼリフをいう南禅寺三門。

嵐山にある天龍寺、世界遺産です。夢窓国師作の庭が有名でみなさんそちらを見てますが、私はついこうやって建物を撮ってしまう。もう建物規模が大きくて、垂木が梁みたい。

天龍寺大方丈の屋根。とにかく大きい。そして瓦屋根って美しいなと改めて思う。

嵐山の湯豆腐屋さんにて。2階からお庭を眺めながらお食事をいただきます。庭に面して全面窓です。柱が細めで数寄屋風です。全面窓で柱細くて、耐震を考えたらこれは良くないんだけど、建築としては魅力的なんですよね。昔の数寄屋建築はこういうのがいっぱいあって、耐震ってなんなんだろうな、って考えさせられる。

清水寺
京都に来るたびにここへ来たくなってしまう。屋根がやっぱり美しい。そして清水の舞台は改修中?足場が組んでありました。こういう建物に足場組むって、京都の建築屋さんは特別なスキルが必要ですね。

とにかく京都は寺院の規模が大きくて豪華。有名どころはたいてい格が上の寺院なのでそのへんの寺院とはわけが違う。今でいうなら、東京にある本社ビルで有名建築家による、みたいな。

将軍塚
ここは穴場?なのかな?京都市内が一望できます。真ん中あたりに見える森のようなところが京都御所。その広さがうかがえます。
京都に遷都されたとき桓武天皇が、ここに巨大な将軍の像をつくり甲冑を着せて塚に埋めるように命じたそうです。都の鎮護のために。今でこそ車があるからいいけれど。こんな山につくれって、権力者は無茶を言いますよね。

さて、紅葉を見ることが目的だったので紅葉の写真ももちろんありますよ。

永観堂のライトアップ
大勢の人でにぎわってました

嵐山
大堰川(桂川)の船から見る山の紅葉、おすすめです

自然界の色彩の美しさ、ため息がでますね
京都はほんとに見どころが多くて、見るもの全て写真におさめたくなる

苦しかった日々を乗り越えることができた私の武器

昨年の私、生きてるだけしんどい、そんな感じだった。

なにかがあったわけじゃない。人間関係でこじれたとか金銭問題があったとか、そんなことは全くなく。仕事の失敗はちょいちょいあったけど。

とにかく、ただただしんどい、それだけだった。

それでも仕事だけはひっきりなしににやってくるので、○時から打合せだから出かけなければ、○日までに申請おろさなきゃ、次までに図面かかなきゃ、メールきてるから返信しなければ、

とにかく日々そんな感じだった。

いつもお世話になってる先生や、占いや、信頼できる人たちにこのしんどさを話したけど。何かが特別悪いということでもなく、もちろん私自身に問題があるようなことを言われたわけでもなく。

たぶん、そういう時期だったのだと勝手に思っている。人に悪影響受けやすいとか落ちやすいとか。

来年はよくなるよ、というようなことを言われたので、ただただやり過ごすことに徹した。

今思えば、そういう時期を超えられたのは「私の真面目さ」だった。

自分で言うのもなんだか、私は根が真面目で。決められたことは守るのが当たり前、という昭和な優等生気質そのもの。子ども頃から「真面目だよねぇ」って揶揄されたことは一度や二度じゃない。大人になった今でも言われる。隙がないとも言われる。

どうしようもないしんどい時期、その真面目さだけで、指先1本で社会になんとかぶらさがってる。そんな気分だった。

真面目さは、私の武器なのだと思った。

本当に苦しい時、その武器が自分の頼りとなる。目をつむっていても使える武器。

私の場合は真面目さだけど、人によってそれはおおらかさだったり明るさだったり優しさだったり。持って生まれた抗いようがない気質、それが最後の武器になる。

というか、本当に苦しいともうそれしかやりようがなくて。考える余裕も自分を奪い立たせる余裕もなく、そうでしか生きられない。

あれはなんだったのだろう、と今でも思う。今年になってしんどさはいつの間にか消えたけど。

真面目だね、と言われることが全然嬉しくなくて馬鹿にされてるみたいで嫌いだったけど。

持って生まれたこの気質をやめることなどできず、長所として得意になってひけらかすわけでもなく、PRポイントとして強く訴えるのでもなく、「真面目だけどそれが何か?」と淡々とこのまま生きていく、そんな気分でいる。

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ミナペルホネンの皆川明さんの講演を聞いてこれからのものづくりについて考えた

大好きなミナペルホネン、皆川明さんの講演に阿久比町に行ってきました。

なぜ知多半島の片田舎、阿久比に皆川さんが来たのかと言うと。それはコチラ↓

ナガオカケンメイさんと皆川さんのゆるーい感じのトークでしたが、話している内容は深かった!

今のように次々と物がつくられ消費される社会は負荷が大きいことは明らか。1の単位でつくった物は1の単位で消費される。2の単位で作った物は2の単位で消費される。社会にある物の量を減らすことができる。2の単位で作った物のほうがたいていの場合、質がよい。物を長く留めておくことができる。

受注会をやる理由は、作りすぎないで済むから。

物を長持ちさせるかどうかは、物の質よりも感情によるところが大きい。丈夫につくったからといって長持ちするわけじゃない。つくっている人の愛着の度合は、長持ちするかどうかの影響は大きい。

自分次第の愛着。愛着の多様性。

話の中で「パソコンを持っていない」と皆川さんがおっしゃって。そのことを会場の方が「なぜパソコンをもっていないのですか」と質問したら。

「つくることに必要ないから」

と即答されました。「手描きじゃないと。緊張感がね。パソコンは消せるでしょ」

「知る」ことの重要度が増すと「考える」「創造する」ことが減る、ともおしゃってました。パソコンでなんでも検索できて大量の情報に触れることができるのは、ある意味振り回されてるのかもしれません。

皆川さんのデザインは、その手描きの風合いがなんとも言えずかわいらしさとモダンさがあります。時代を超えてその魅力は古くならない、そういう世界観があります。

ものづくりの姿勢、愛着をもってもらえるものづくり、これからのものづくりの在り方、そんなヒントをいっぱいもらった講演でした。

いやーーーー、いい刺激いっぱいもらいました。

会場は、ミナペルホネンの洋服やバッグを持った方があちこちに。

たぶん、こういう講演にくる人は物を愛着をもって使うということに価値を感じている人が多いだろうけど。世の中の大半の人は100均でいいしコンビニでいいしイオンでいい、っていう人たち。そういう人が多い社会で「2の単位で物を作り2の単位で物を使う」という社会に転換できるのだろうか、と思う。

そういう社会にするために必要なのは、売り方なのか、デザインなのか、プロモーションなのか、ブランディングなのか、製造方法なのか、教育なのか。

少ないものを愛着をもって丁寧に使う、という暮らし方が「趣味嗜好のひとつ」のようになっているけど、そうじゃなくて。そういう生活が基盤、という社会にどうしたらなるのだろう。大量の物や情報が次々とくる社会は常に何かに追われてる空気感をつくる。それは人にとって優しい空気じゃないと思う。

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