Tag Archives: 家づくりの段取り

いい会社、いい工務店の見分け方

いい家を手に入れるためには、いい会社に依頼することが鉄則です。

依頼先次第でいい家づくりになるかどうか8割決まる、と私は思っています。

じゃあ、いい依頼先、ってどうしたらわかるの?

特に工務店は規模もやり方もピンきりなので慎重に判断したほうがいいでしょう。

段取りとしては、ネットや雑誌や口コミでいろいろ会社を見つけて、資料請求したり、見学会にいったりして、だんだんその工務店のことを知っていきます。

その中で、どんな家をつくっているか、どんな工務店なのか、を判断していくわけです。

いい家をつくっている、ということと、いい工務店であるということは、別々に考える必要があります。

見方はいろいろありますが、私が思う一つの指標として、

社員が安定して働き続けているか、です。

住宅業界は転職が珍しくありません。転職する理由は人それぞれで、その人自身に理由があれば会社が理由ということもあります。人間関係もあるでしょうし、社風が合わないってこともあります。

だからといって、だれもかれもが転職希望なわけではなく、同じ会社で長く働き続けたい人だって当然います。

長く勤めている人がいない会社ってどんな会社だと思いますか?

会社自体は創業20年とか30年なのに、社員が長くて勤続4,5年だとしたら。

理由はともあれ、人の入れ替わりが激しい工務店のデメリットはこんなことが考えられます。

①知識や経験の蓄積がされない
②体制が整わず連絡事項が徹底されない

家づくりは二つとして同じ現場はありません。たとえハウスメーカーの規格住宅だとしても土地が違えば対象となる法律も変わるし、必要な施工も違います。工場で大量生産されるものづくりとは決定的に違うところです。絶対に人力は避けられない。人による経験値がとても大きい業種だと思います。

そして、一人じゃなく大勢の人、様々な業種、職種が絡みあって進みます。工務店の社長がどんなに優秀だってその人だけの知識と経験だけではとてもおいつかない。いろいろな立場のいろいろな目から見て作られていくことが必要です。

辞めていく人が多いということは、過去の経験や知識が会社内で蓄積されていかないでしょう。こういうケースはあの時こういうことがおきたからこうしたほうがいい、こういう希望のお客様にはこうしたらうまくいった、これをやるならあの時もあの時と同じあの職人を使おう。家づくりはこういう経験値がものすごく大きいのです。

そういう試行錯誤があるからこそ工務店の技術力もあがっていきます。人がすぐに辞めていく会社はその蓄積が難しいと私は思っています。

②の体制について。実はこちらのほうが影響は大きいかもしれません。

上でも書きましたが、家づくりは様々な業種、職種がからみあって進んでいきます。体制が整っていない工務店は職種間、業種間の連絡がうまくいきません。

体制が整っていないから、一人一人の負担が大きくて辞めていく、ってことが多い気がしますが。

連絡体制が整っていない、チェック機能が果たされていない、というのは、会社内だけの話ではなく、1件の家づくりの現場でも起こりえます。

社員2,3人なら誰が何やっていてどんな状況かどんな問題があるか見えやすいですが、社員10人くらいになると意外とわからなくなるもので、営業の○○さんが把握していたことを現場監督さんは知らなかった、っていう現場は意外とあります。

①についても②についても、会社のパンフレットや現場見学会や営業さんのトークからはおそらくわからないでしょう。

外注としていろいろな工務店と仕事していると、会社っていろいろだな、ってつくづく思います。そしてそれは表からでは決して見えない・・・。

HPがきちんとしているから、現場見学会で見た家が素敵だったから、営業さんと気が合うから・・・。その判断で大丈夫でしょうか。

見える部分だけで判断するのではなく、判断できる知識と見る目を養ってくださいね。

【建築士による家づくりセカンドオピニオンをやっています】
工務店との契約前、契約後、いずれもOK。私、佐藤百世に設計を依頼しなくてもOK。
工務店チェックリスト差し上げます。
効果的な質問の方法を教えます。
提案された間取りについて本当にこれでいいのか、2社までしぼったけどどう決めたらいいのか、間取りはいいけどデザインがイマイチでどう要望をつたえたらいいのか、などなど。
対面またはZOOMで。対面の場合は岡崎市周辺で。
1回のご相談2時間以内 5,000円(税込)
右上のお問合せから、お気軽にどうぞ。

満足する家づくりのために絶対必要なこと

家づくり講座や無料相談など、家づくりの方法を教えてくれるところはいろいろあります。

あれもこれも熱心に情報収集するとかえって何がいいのかわからなくなるし、それに、あれもこれも取り入れていたら予算なんてあっという間になくなります。

知識はとても大事です。知識がなければ説明してくれる住宅会社の営業さんの良し悪しもわかりませんから。

それと同時に、絶対に必要なことがあります。むしろこれがないと後悔することが多くなるかもしれない。

それは、

自分たちにとっていい家は何かをはっきりさせておくこと

おしゃれな家がいい、とか、断熱性能のいい家がいい、とか、そういう表面的なことではなく。

生涯にわたって続く価値観、のようなことです。

だって今からつくるその家は、この先の人生の土台となる場所ですから。

そんな抽象的なこと?って思うかもしれませんが、そういう抽象的な価値観がベースにあってその都度その都度の目先の欲しい物が決まってきます。

ベースとなる価値観を意識しないまま家づくりの情報収集だけしていると、あっちの会社で言われたことこっちの会社で言われたことネットで書いてあったこと、良さそうにみえることばかり増えて決められなくなっていきます。

素敵にみえるもの、性能の良いものは、あふれています。目先の欲しい物を集めることが家づくりではありません。

生涯にわたって心を満たす場所をつくることが家づくりです。

そのベースとなる価値観を意識していないと、何があればその価値観を満たすのか判断できません。

ネットの情報や営業さんの言葉に影響されることなく、自分たちが本当に望んでいることを手に入れること。当たり前なようでこれがとても難しいのです。そして、そういう家づくりをしている人はとても少ないように感じます。

目先の欲しい物を集めることが家づくりではありません。

心を満たす場をつくること、ハウジングコーチの家づくりはそんな家づくりです。