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注文住宅 熱心に調べる人ほど苦戦する訳

注文住宅を計画中で、とても熱心に専門的なことも調べて依頼先を選んでいる方も多くなりました。
今は専門的な知識がネットですぐに手に入りますから。
そういう熱心なかたはひょっとしたら苦戦しているかもしれませんね。

今まで300軒以上の家づくりに携わってきた私の経験では、
こんな方が熱心で苦戦しやすいタイプです。
(あくまでも私の経験上です)

妻より夫が熱心
夫は、理系、メーカーの専門職、そこそこの規模の会社にお勤め
数字に強い、エビデンス大事
図面を読める、専門的な説明文が苦じゃない
理屈を知りたがる
こだわりの趣味がある
はまると徹底的にはまる

ここにあてはまるあなたは、家づくりに時間がかかるかもしれませんね。
ひょっとしたら、家づくり以外でも家電や車を買う時でも時間かけてるかも?

注文住宅の依頼先を決める場合、ハウスメーカーなり工務店なりいろんな会社を巡ると思います。
そこで対応してくれる営業担当者は、多くの場合技術的なことに疎いです。
家づくりについての、科学的な知識も、法的な知識も、営業トークの一貫として社内教育で得た程度でしかもっていません。

規模の小さい工務店ですと、とくに営業職という人ではなくて社長さんやそれに近い立場の現場監督さんが対応してくれることも多いです。
そういう方でも、建築の設計に長けているとは限りません。

残念ながら、理系のあなたより知識が劣っている、ということもあるわけです。
そして何より、そういうことを理解しようという能力、理系的な知識を学ぶ能力があなたより低いということです。

高性能な家をウリにしている会社の社員全員が、家づくりについて精通しているわけではありません。

「ただ説明を求めているだけなのに、なんで説明してくれないの?」
そう思うこともたびたびあるでしょう。

理系的能力の高いお客様が来た時、その対応は2つにわかれます。

①対等に話すことができる設計企画職と一緒にお客様対応する
②手間のかかるお客様として、やんわりと逃げる

もともと打合せ回数を多く設定している会社ならともかく、そうではない場合、割りに合わなくなります。
その差が①と②です。
社内で、長時間かかるかたに対応できるシステムに切り替えることもあります。
つくっている家はいいのに、対応が悪いな、って感じたら、それがない会社なんだな、と思ってください。
そういう会社はあなたとは気が合わないでしょう。契約したとしても、この先不信感を感じることもあるかもしれません。

正直にいいます。
理系能力の高い知識豊富なお客様は、他のお客様に比べると圧倒的に打合せが長時間かかり、説明資料も増え、手間がかかります。
その分の費用を上乗せして提示しているかどうかは、会社によると思います。
でも、難しいんですよね、それは。
私も住宅会社にいたので、このへんの対応の難しさはとてもよくわかります。

注文住宅の依頼先を決める時は、つくっている家だけで依頼先を決めてはいけません。
その会社の体質、社風が大事です。おおくの場合、トラブルはここの不一致だと私は思います。
詳しくはこちらの記事を参考にしてください
『注文住宅の依頼先の決め手はコレ』

作っている家はいいのに、対応がなんだか合わないな、と思ったら、
この先も合わないと思いますので、さっさと次にいきましょう。
時間がもったいないです。
ただ、目の前の担当者一人=社風、とも限らないので、営業担当一人だけを見て決めるのももったいないかと思います。

このへんは微妙で、かけひきのようなことになるので、個別のお話になってきますが。
気になったかたは『セカンドオピニオン』でお話うかがいます。
お気軽にお問合せくださいね。コチラ


注文住宅っていくらでどんな家になるの?

注文住宅で家を建てたい、と思っているみなさん、

そもそもいくらあれば注文住宅を建てることができるのか、わかりますか?

比較的大きな買い物の車や家電は人生で何度か経験するので、

いくらでどんなグレードか予測はつきますよね。

お店にいけば実物と値札もありますし。

注文住宅はそうはいきません。

人生で何度も経験する人は稀ですよね。

あなたがなんとなく想定している金額が、住宅としてどの程度のグレードなのか、どの程度あなたの要望がとおるものなのか。

それを知っておくことは、これからハウスメーカーや工務店を決める時に、とても重要です。

なせなら、注文住宅を考えているあなたは、この先いろいろなハウスメーカーや工務店を調べると思いますが、
これくらいの金額の家はこれくらいの性能になる、ということを頭に置いておく方が、希望の会社にたどり着くことが早くできるからです。

では順番にみていきましょう。
ここで示している金額は「建物本体価格」です。建物本体価格とは、地盤改良、外構工事、外部給排水といった、敷地によって変わる工事は含まない金額です。

●1000万円台

さて、1500万円で注文住宅はできるのかというと、とても厳しい、というのが私の考えです。

ローコスト系の会社で1000万円台前半でも出している会社はあります。

間取りや設備、材料といったものの選択肢が少なく、さらにそれらも質が最低レベルのものである可能性は高いでしょう。

質が最低レベルだとどんな家になるのかというと、
50年後10年後の生活で圧倒的に差が出ます。

傷がついてボロボロ、がたつく、夏暑い冬寒い、など。また、工期もできるだけ短く職人さんの単価も低くしていることが多いので、それだけ施工精度も劣ります。

日本の今の法律で最低限決められていることを守っているだけでは、快適な家にならない、というのが日本の家づくりです。

そういうギリギリのグレードがローコスト住宅です。

どんなに予算がきびしくても、家に興味はないからお金をかけたくないといっても、夫婦と子供2人の住む家なら、30坪くらいで1800万円1700万円は予定しておいたほうがいいでしょう。

間取りも仕様も選択肢は少なく、設備もローコスト向け仕様といったものになることが多い、それが1000万円台です。

●2000万円台前半

注文住宅らしくなるには、32,33坪くらいで2000万円台前半、ではないでしょうか。

キッチンでオプション仕様をつける、建具のデザインを一部好きな物にする、外観のデザインを工夫する、インテリアのアクセントがほしい、家事コーナーや書斎コーナーがほしい、ウォークインクローゼットは大きめ、断熱はケチらない、耐震はしっかり、など。

何かしらの希望を、あれもこれもとは言わないけれど、決められた範囲でいいから選びたい。

そんな注文住宅を実現するのが2000万円台前半です。

自然素材を使う、デザインにこだわった造作家具をつける、キッチンのグレードをあげる、など、高額なものは選びにくいですが。

キッチンや床やドアといった一般的な建材メーカーの、中級グレードを選ぶことができます。

この価格帯を想定している人は、自分たちの家に何があれば満足度が高くなるか、しっかり見極めることが大切です。お金をかけるところはかける、それほど気にしていないところはすっぱりやめる、そういうメリハリのあるお金のかけ方がポイントです。

上手に選べば自分達の希望も叶い性能も確保された「賢い注文住宅」ができるのが、2000万円台前半です。

●2000万円台後半

面積も余裕がでてくるのが2000万円台後半です。

LDKで20帖はほしい、リビング横に畳のある部屋がほしい、仕事をする書斎がほしい、室内干しできる洗濯室がほしい、など、プラスαの部屋も叶う可能性は高くなります。

外壁材はサイディング以外にしたい、床は無垢材にしたい、キッチンはおしゃれなオープンキッチン、かっこいい階段がほしい、など、見た目にもこだわることができるでしょう。

31、32坪だと、間取りもどこか窮屈につめこむことになりますが、35坪くらいになると多少余裕もでてきます。

依頼先選びも、デザインも、素材や建材も、選択肢がぐっと増えてくるでしょう。

ちょっとこだわりのある注文住宅を実現できるのが2000万円台後半です。

●3000万円台

ちょっとグレードの高い注文住宅になるのがこの価格帯からです。

もちろん面積にもよりますが。

中級グレードより上の価格のものを選ぶことができるようになります。

造作家具や自然素材、デザイン重視のものを選ぶこともできるでしょう。

性能もデザインも中級以上が叶うのが3000万円台です。

いかがでしょうか。なんとなくイメージつきましたか?

覚えておいて欲しいのが、
どのハウスメーカーも工務店も、得意な価格帯があります。

トヨタ自動車は大衆車のヴィッツも高級車のレクサスもつくっていますが、
注文住宅はそういうことはあまりありません。

ローコストが得意な会社に2800万の家は頼まないほうがいいし、3000万のお客様も多いようなこだわりの会社には1700万の家は難しいのです。

あなたが想定している価格で実現できる、最大限の性能とデザインを叶える会社を選ぶ、それが注文住宅の成功のカギです。

★注文住宅の依頼先選びを助けます。
必ずチェックしなければいけない性能のこと、
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セカンドオピニオンで賢い家づくりを

新年あけましておめでとうございます。
ブログやSNSを読んでくださる皆様、いつもありがとうございます。今年もみなさまの家づくりと暮らしの役に立つ発信をしていきます。よろしくお願いします。

今年は『家づくりのセカンドオピニオン』をもっと積極的にやっていきます。

思いもよらない事態となった2020年、価値観や行動を変えざるを得ない状況となりました。でもどんな時代であろうと「住む場所」が必要なことには変わりがありません。

今の家づくりは、一戸建てなのかマンションなのか、賃貸なのか持ち家なのか、和風なのか洋風なのか、ハウスメーカーなのか地元工務店なのか。そんなことでは収まらないくらいに、選択肢がとても多くあります。デザインも性能も会社の進め方も、本当に様々。

家というとても高額で複雑な性能を持つものを買うという機会は人生に何度もあるわけではありません。何度も経験しないことは経験によって学ぶことがないということです。

選択肢がさまざまにある専門的なことを初めて経験する素人のかたが、すんなりと選択できるとはとても思えません。

でも、実際はわかってないまま知らないまま決めていっているのが今の家づくりの現状です。圧倒的に作り手側売り手側の知識が有利な状況です。

売る側作る側のいうことは、当たり前ですが自分たちのものが良いと思っています。でもそれは売る側つくる側の「良い」です。言っていることに間違いはないとしても、あなたの価値観と経済力に合っている、とは限りません。

圧倒的に売り手側作り手側の知識と経験が有利だという状況を埋める、それがセカンドオピニオンです。

家づくりの知識はネットでも本でも雑誌でも調べると様々でてきます。でも、調べすぎて結局何がいいのかわからなくなる、という経験はありませんか?それは情報に振り回されている証拠です。

そうならないためには、まずは自分たちの価値観をはっきりさせて家に求めることを決める。それと同時に家の性能とは何がどのようなものなのか学ぶ。この2つが必要です。

価値観をはっきりさせるためのツールとして私はハウジングコーチを使います。これをやると、初対面のお客様でもだいたいその方の暮らしぶりやどんな家づくりが合うか見えてきます。

家は生活の基盤です。毎日生活する場所です。そこでの快適性は人生に影響を与えると私は思っています。だからといって、人生に大きな負担をかけるほどお金をつぎ込めばいいとは思っていません。子供の教育も、旅行も、美味しい物も、趣味の道具も、人生を豊かにする大切なもの。だからこそ、限りある費用を最大限に活かして質のいい家を手に入れてほしいと思っています。

絶対に必要な質の部分と自分たちの価値観に関わる部分にはお金をかける。それ以外のところはほどほどにする。売り手作り手の押し付けてくる価値観に惑わされない。そんな賢い家づくりをしたい人は、セカンドオピニオンをおすすめします。