愛知・岡崎・西三河の建築士設計事務所。家づくりセカンドオピニオンは全国対応です。

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家相って実際どうなのよ?

いろいろな間取りをみていると「なんでこんなややこしい間取りなの?」

って思うものを見かけることがあります。

自然じゃない、ごちゃごちゃしている、1階と2階の位置がよろしくない、無理やりあてはめたような。

理由を聞くとこんな答えが返ってくることが割とよくあります。

「家相にあてはめているから」

なるほどねーーーーーーー。

私は家相は否定するわけではありませんが私から積極的に家相のアドバイスすることはありません。お客様ご自身にお任せしてます。

家相は見る人によって言うことが変わってきます。大筋は同じですがどこまで細かく指摘してくるかそれをどこまで取り入れるかはお客様次第なので。

家相を気にして建てた家すべてがそうとはいいませんが、家相に当てはめると無理が生じる可能性は大きい、経験的にそう感じます。

家相は長年の人の叡智の中で生まれたものだと思っています。今よりももっと自然と密接に生活して、気というものをもっと感じることが多かった中で生まれたもの。

そして、今よりももっと広い土地に建てることができて家を建てる向きも配置も制約が少なかった時代です。

今の私たちとは暮らしの価値観も土地の状況も全然違う。

100坪くらいの土地で50坪くらいの家建てるなら無理なくできるかもしれませんが。

50坪に満たない土地で30坪程度の家たてるのに家相にあてはめるのは無理があるのではないでしょうか。

そんな中で、キッチンとリビングはつながっててキッチンは明るくて水回りとキッチンが近くて家事動線が楽で収納多くて・・・。

無理だよねー、物理的にさーーーーー。

昔の家ってキッチンは奥のほうの暗いところだし、家事動線がどうのこうのっていう概念ないし、もう暮らし方が全然違うんだよね。

家相を考えるなら今どきの暮らし方は二の次にしたほうがいいですね。

家相は、当てはめて考えるものじゃなくて、その概念を利用する、って考えて取り入れるほうがいいと思います。

なんでそういうことを良しとするのか、を言わずにただ「この方角にこれがあるから変えたほうがいい」という言い方をする家相観は私は信用しません。

 

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