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家族の変化に寄り添う間取りとは

家づくりでも間取りを決めるのはなかなか時間のかかるところです。

なにがベストなのか悩むのですが、悩む理由のひとつが、将来どうなるかわからない、というところです。

正解の落としどころがそもそもどこかわからないのです。

子供が今小さくて数年後といっても思春期になる程度ならまだ家族の形態は変わらないのですが、

子供が大人になっていつまでこの家で暮らすのか、結婚するのか、結婚して一緒に暮らすのか。

両親と住む二世帯の場合、いつまで自分で自分のことができるようにしたらいいのか、介護できるように広くつくったほうがいいのか。

などなど、将来を想定してつくることは長く活かす家づくりに必要なことだとは思いますが、使うか使わないかわからないことに面積や設備を投資してつくることは、なんだかもったいない気がしますね。

子供が二人三人いる場合、誰かが結婚して一緒に暮らすだろうと考えて2階にもキッチンつくったけど、結局誰も一緒に暮らさない、っていうお宅も時々みます。

子供たちがみんな家を出て子供部屋が2室とも空き部屋になったまま十数年、っていう家も多いですよね。

日本の住宅は海外に比べて寿命が短いっていいます。20年とか30年とか。

今は長寿命を目指してつくっている所も多く、家の性能自体は長くなっても、そこで暮らす家族の形態がそれに見合っていかないのでは、という気がします。

とくに、今の暮らしにこだわりの強い家ほど。

デザインや間取りにこだわったおしゃれな家、20年後30年後におじいちゃんおばあちゃんになってもこの家でいいのかな、って思います。

「今欲しい物」にこだわった家づくりはあまりお勧めしません。

だからといって将来どうなるかわからないことを考えすぎて使うかどうかわからないことに面積をとられたりお金をかけたりするのも賢いやりかたとは思えません。

じゃ、どうするか。

将来の変更が容易にできるようなつくり方や間取りや設備の位置を考えることです。

家族がどんな形態になっても包み込んでくれるような、流行に関係なく余裕を感じる家づくりを心掛けたいと思ってます。

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