愛知・岡崎・西三河の建築士設計事務所。家づくりセカンドオピニオンは全国対応です。

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男社会で女が20年働いて損したこと得したこと

社会人になって20年あまり。ずーっと建築設計の仕事です。

私は独立に至るまで4つの職場を経験してます。規模は数人でやってる設計事務所から40人くらいの住宅会社まで。

設計の仕事をしていると女性であることが「めずらしい」と思われることもありました。

20代の時は私がいくだけで現場の職人さんに喜ばれた。いやほんと、こんな私でさえ一応「20代女子」だったので。小生意気で時々えらそうなこと言って職人さんに指示したりしてたけど、逆に職人さんに教えてもらうことの方がずーーーーっと多かった。

同僚と飲みにいくにも男4人の女は私だけとか、職人さんと飲みに行くのもおじさんたち数人に交じって女は私だけとか。そんなんが当たり前で。

メーカーの営業さんがやって来た時、女の私が対応するために出ていくと「え、、、」って顔をする営業さんもいました。「こんな若い女じゃまともな対応じゃないな」って思うんでしょうか。逆に、いろいろ質問責めにしてましたけどね。

面白いことに、そんな営業は結局私以外の上司や現場監督にも気にいられることなくフェードアウトすることが多く、私にもきちんと対応してくれるメーカー営業さんはその後も長くお付き合いすることになってました。

建築というあっとうてきに男が多い社会で生きてきて、女であることを「損」と感じたことは一度もありません。

むしろ「得」と感じることの方が多かった。

なにしろ、すぐ覚えてもらえる。女はめずらしいから。それだけでラッキー。

めずらしいから重宝がられる。特に住宅の仕事は女性がターゲットだから、女っていうだけで意見を求められる、女性の感性を活かしてって言われる。逆に、そこ求められると申し訳なく思うんだけど・・・。

20代の頃は、男と同等にしていたらダメで男以上の働きを示さないと女でも一人前に働くことを認められない、って思ってやってきた。そんな呪縛から離れたのは30代はいってからかな。

男とか女とか関係なく、やっぱり日頃の姿勢や意欲や成果だな、ってわかったから。男でも仕事できんやつ、もっというと意欲ないやつなんていくらでもいるし。

見てる人はちゃんと見てる、そして気にかけてくれる、声をかけてくれる、評価してくれる。そんなことが何度もあった、だから今でもやっていけてる。

ものすごい男尊女卑の人もいます、あからさまにそういうことを言われたこともあるけど、それはそういう価値観をその人がもってるだけで私には関係ない。その人に評価してもらいたいなんて思わないし。

女だからとか気にしてる人は他の人のこともそういう評価をしてるんでしょうね。世界が狭いよ、そんなの。

自分が何をどうするか、決めてやるだけだよ。

 

 

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