よつば暮らしデザイン室

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Category Archives: 家づくり・性能

寒い家は命に関わるって知ってますか?

ヒートショックって知っていますか?

今日のような寒い冬に多く起こるのですが、温度の急な変化が体に与えるショックで血圧が急激に変動することで入浴中に死に至ることもあります。

入浴に限らず、リビングなどの暖かい部屋からトイレなどの寒い部屋に行くことでも起こり得ます。

特に高齢者に多くて、入浴中の死亡は年間5000人弱で交通死亡事故より多いんです。

冬季に多発する高齢者の入浴中の事故にご注意ください(消費者庁)

築年数が10数年を超える家に住む人は、冬に部屋が寒いことは当たり前でガマンすること、寒さはたくさん着ればいい、などという人が時々いますが、それは大きな間違いです。

冬に家の中が寒くてブルっとくることはもはや当たり前ではありません。がまんすることではありません。

家の暖かさは家全体の断熱性能によります。床~壁~天井と家全体をすっぽり包むように断熱するのですが、その中でも大きく影響するのが、窓ガラスです。

家の中のあたたかい温度を逃がすのも、外の冷たい温度を中に伝えるのも、窓ガラスからが多いんです。

15年くらい前までは窓ガラスはガラス1枚が主流でした。

その後、ペアガラスといわれる「ガラス+空気層+ガラス」のものが出始めて新築の標準仕様になりはじめたのが10数年前。

平成21年に住宅エコポイントが始まったころに住宅の高断熱化が加速してLow-E複層ガラスが多く採用されるようになりました。Low-Eガラスはガラスとガラスの間に空気層があるだけでなくガラスに薄い金属膜を張ることで遮熱高断熱を高めたガラスです。

さらに、2020年に新しい法律が施行されることにあわせて、断熱性能の低いアルミではなく、断熱性能の高いアルミと樹脂の複合サッシやアルミを使わない樹脂サッシが普及してきています。

要するに、この10年くらいで家の暖かさはぐっと進化したのです。

新築じゃなきゃだめよね、ってことではありません。壁や天井の断熱を変えるのはなかなか大変な工事を伴いますが、窓リフォームはそれほどではありません。

やりかたはいろいろあります。

ガラスだけでなく窓そのもの全体を取り替えるのは外壁も変えないといけないのでなかなか大変な工事ですけど、1枚ガラスのところをペアガラスやLow-E複層ガラスに変えたり、室内側に窓をもうひとつつけて二重窓にしたり、ちょっと見た目はごっつくなるけどカバー工法という枠ごと新しく取り付ける方法もあります。

窓際からつめたーい空気がひたひたとくる・・・。そんな家に住んでるなら、窓のリフォームはぜったいやったほうがいいです!

暖房効率とか省エネとかお金の問題じゃなくて、健康に関わる問題ですよ。

家の中の寒さはがまんしなきゃいけないものではないんです。

 

ヒートショックについて調べたらこんなの発見。家の中の温度差に気をつけましょうね。

ヒートショック予報

 

 

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自然素材の家は健康なのかどうかというと・・・

自然素材、天然素材、というキャッチフレーズを使う工務店はとても多いです。小さな工務店としてはそこを目指すのはやりやすいんですよね。

大手ハウスメーカーとの差別化として。

そしてそれに魅かれるお客様もとても多い。

自然素材、というものは何がよくてこんなに多くの人から支持されるんでしょうか?

身体に優しい?環境にいい?健康?

それはそうなのですが、

自然素材から体に優しい、自然素材だから健康、というのはちょっと浅はかだと思います。

「自然」「天然」という言葉に対するものすごくよいイメージというものが世の中で過剰にできている、それに対して「工業」「化学」というものに対して条件反射的な嫌悪感もあるように感じます。

自然素材、天然素材が身体にやさしいこと、結果的に健康に結びつく要素があることは否定しません。

自然・天然 →→→→→→ 体に優しい

そこには必ず理由があります。健康になるまでの過程が。

それを知ると、「自然素材」とうたっていても必ずしも「そこまでの効能がこれにある?」ってものにも出くわします。たいていの場合、ちょっと使ったくらいじゃ意味がないものが多いです。家中その素材にしないと意味がない、とか、含有量がもっと多くないと意味がないとか。

正しく理解して使っている工務店はそこまで説明してくれるし中途半端な使いかたはしません。

たいていの場合、なんとなくイメージです。ビニールクロスよりは雰囲気がいいよね珪藻土は。っていう程度です。それで健康になるわけではありません。

絶対量、が必要なことが多いです、自然素材は。そこまでやっている工務店は実は多くはありません。

「健康」を目指さしてるわけでなく、素材としてのテイスト、ということがほとんどです。感覚的な心地よさです。

機械的だからこその健康をうたう工務店もあります。

機械で空気環境をコントロールするのです。そちらのほうが数値として根拠があるので「健康」かもしれません。

「自然・天然」に無条件に好感を持ち、「化学」に条件反射的に嫌悪感を抱くのは、正しい判断を見失います。

自分たちがどこを目指すのか何が重要なのか、それをきちんと把握しておかないとキレイな言葉の魅力に惑わされるだけです。

だから、ハウジングコーチが必要なんです。

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廊下が寒いから早く閉めて!って言ってませんか

寒い時期によくこんな会話が家庭でありませんか?

「開けっ放しにしたら寒いから閉めて!」

リビングにみんなが集まってる時にトイレにいこうとして扉を開けっ放しで行っちゃうと家族から総攻撃・・・。

部屋からでたら廊下やトイレや洗面所が寒い。

これを「当たり前」と思っていませんか?

実は、冬だから家が寒いのは当たり前、ではありません。

寒いのはがまんすればいいこと、ではありません。

暖房している部屋としてない部屋の温度差がはげしいこと、これは命に関わる問題なんです。

「冬場に多発する高齢者の入浴中の事故にご注意ください!」

入浴中の事故死は年間1万人以上です。交通事故が4300人くらいなのでそれより多いんです。

これは、家全体の断熱性能の悪さ、が大きく影響してるといわれています。

日本の住宅の断熱性能って先進国の中で格段に悪いんです。

例えば、窓の断熱性能、日本で「いいほう」とされる数値がヨーロッパでは最低基準にも満たず使うことができない。ヨーロッパは断熱先進国なのでそこと比べなくても、っていう意見もありますが、お隣韓国の基準と比べても韓国の最低基準が日本ではそこそこいいほうなレベルです。

そもそも、今まで法律で断熱性能の基準が問われることがなかったんです。極端なこといえば、断熱材が入っていない建物でも建てることができます。今のところ。

それがようやくようやく、2020年に断熱性能が義務化されます。遅すぎる・・・。

日本は断熱に対する意識が低いんですよね。工業的な技術がハイレベルな割に建物の断熱性能はレベルが低い。

冬は寒さを我慢するもの、という考えは、快適性以前の問題でもあるのです。

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1月31日 火曜 1時半~3時 定員4名

参加費2000円(税込)

場所:よつば暮らしデザイン室事務所

(ピアゴ上和田店すぐ北)

 

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