よつば暮らしデザイン室

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Category Archives: 住まいについての考え

セカンドオピニオンが必要なわけ

家づくりのセカンドオピニオンってそんなにあるサービスじゃないんですよね。つくってる会社の数に比べたら全然ない。

つくってくれる人が教えてくれる。つくってくれる専門家の言うことを聞いていれば大丈夫。そう思っている人がほとんどだと思いますが。

うーーーん、たしかにそれは間違いではないけれど。

そもそも、そのつくってくれる専門家の言うことは誰もが同じことをいうわけではありません。そんな中で、素人が正しい判断ができるかっていったら、無理でしょう。

家づくりは、お客様とつくる側の知識差がとても大きいものです。

付け焼刃で検索して得た知識程度で判断できるものではありません。

何かを買うとき、家電とかパソコン関連とか車とか、みなさんはどれくらい調べて比較しますか?

スペックまで調べて徹底的に比較する人もいれば、価格と機能と見た目の好みでサラッと決めてしまう人もいるでしょう。

何度も買い替えるものや、個人的に使うものならそんなに気にしなくていいかもしれません。もし失敗したとしても人生に影響あるほどのことはないでしょう。

でも、家はそうじゃありません。

何十年払い続けるくらいの金額、家族が何十年と過ごすところ、財産、健康、安全、人生に与える影響は家電とは比べ物にならないはずです。

知らなかった・・・、では済まされないことを知らされないまま建ててしまっている人が多いことに、逆にびっくりします。

家づくり経験者に話しを聞くと、えっ!?それ知らないで建てちゃったの?って思うことがあります。

どうやって安全性を確保してるのか、なぜその材料を使っているのか、その性能は世の中のどのグレードなのか、他ではいけないのか、、、、。

専門的なことはおまかせします、ではなくて、わかるように説明してください、って聞くべきです。

説明されたことが、「あなたにとって」合っているかどうかは、あなた自身が判断すべきことです。つくる側がすることではありません。

そのためには専門家のセカンドオピニオンが必要なはずなんです。

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地味だけど「いい会社」とは

私は地域密着の工務店数社と家づくりの仕事をしています。

その中のある工務店さん、工務店としては規模は大きめでモデルハウスをいくつも持っているような会社です。

その会社のことを家づくりを希望している人たちに紹介する時どんな特徴の会社か説明するのにちょっと困るのです。

なぜかというと、オールマイティーに優秀だから。

ブランディングの話になるとよく言われますが「なんでもできます、ターゲットは誰でもOK」それでは「誰もこない」

まさにそんな感じ。

つくっている家もそこそこおしゃれ、ナチュラルかわいいものもあれば、モダンでシャープなものもあり、和風もできる。

なんでも器用にこなせられる技術力をもっている、どんなお客様にも対応できる実力をもっている、そんな会社なのです。

何かひとつに突出せず、地味に一生懸命、質実剛健。そんなイメージをもってました。

最近久しぶりにその会社のHPをみたら、キャッチコピーのようなものが載っていて、どうやらコピーライターに考えてもらったそうですが。

「質実剛健施工」って書いてありました。

地味過ぎない!?キャッチコピーにしては。

でもほんと、そんなかんじの会社なのです。

マーケティングやデザインに力をいれて急成長していく地域密着工務店を時々みます。じゃあ実際建ててる家の品質はどうかというと、できあがった現場を私たちプロが見ると一目瞭然です。

「意外とたいしたことないな」と感じることがほとんどです。急成長には現場の職人さんが追い付かないんです。家づくりは「組み立てればできあがり」ではありません。

「質実剛健施工」のその会社は現場の施工にはうるさくて下手すると職人が嫌がるような会社です。他の会社でやってるような施工方法も「雨漏りの可能性が高くなるからダメ」とデザイン的にかっこよくても却下されてしまうこともたびたびあります。デザインよりも長期的な品質重視です。

そういう部分って、家を建てる前の一般の人たちには伝わりにくいんですよね。

今の世の中は目立ったもん勝ちの風潮があるように思います。劇場型人間が売れる、なんて言ったりします。

そんな風潮に流されずに「質実剛健施工」で有り続けてほしいなぁ、と陰ながら思います。

そういう工務店さんのことをもっと知ってもらうこと、家づくりを望む人に正しい判断ができる知識を身に着けてもらうこと、それが私の役目です。

 

人生最後の住まいをどうしたいか考えたことありますか

高齢者のリフォームについていろいろ聞く機会がありまして。介護や相続が絡んでくるんですよね。世知辛い話も多いようです。

みなさんそんな話は他人にはしないから、調停とかって他人事と思ってるかもしれませんが、けっこう身近にあるのですよ。

話を聞いていて感じたのは、

体が悪くなってから考えていたのでは遅いということ。

70代80代になって体が思うように動かなくなり、そこそこ元気で動けてはいるものの、面倒なことを考えたり動かしたりする気力は無い。

そんな状態になってからでは遅いのです。

その状態になると、家の中を片付けようにも面倒になる、かといって子供たちに勝手にいじられるのは腹立たしい、話し合いも誰が世話を見るのかなど冷静に話を聞くことができない、とにかく、揉める。

そうなってから、お金の話や介護の話を親子で話し合おうとしても、うまく進まないように思います。

親の言い分、子の言い分、それぞれあって同じ意見にすんなり納まることはそう簡単にはないでしょう。

だから、体も気力も判断力も、そしてこれが一番大事、資金もある時に考えておかなければいけないと思います。

終活っていうと70代80代の人が多いそうですが、そのタイミングでリフォームに費用をかけられる人はよほど資産をお持ちか高額年金をもらってるかでしょう。やるとしたら、介護保険でできるような必要に迫られた程度です。

退職して現役の収入がなくなってからリフォームにお金をかけてしまうのは生活費や医療費に影響がでます。優先順位からいったらそちらのほうが先でしょう。

高齢者のリフォームで考えること、そもそも、最後はどこに住みたいか、です。

慣れ親しんだ今の家に住み続けたいのか、便利な街中のマンションに引っ越したいのか、憧れの田舎暮らしをしたいのか、至れり尽くせりの施設に入りたいのか、最後まで自由気ままに暮らしたいのか。

体力も気力も思い通りにいかなくなる前に、自分がどうしたいか考えないと、結局周りを巻き込んでもめごとをおこし誰にとってもいい想いは残りません。

人生の最後にもめごとを起こすって悲しいです。

そうならないうちに、自分が今後の暮らしをどうしたいのかを日頃から家族と話しあって置く必要があると思います。

子供の立場としては、親の世話をどうするかは兄弟姉妹で話し合いを何度もする必要があるでしょうね。一度や二度では後になって考えが変わることもあるから。

それと、やっぱり最後はリアルに顔を合わせる身近な人間関係って大事だなって思いました。距離が遠いと手遅れになることもありますから。

 

4月14日(土)「空き家・悩み事相談」@岡崎市りぶら

地元の専門家があなたの困り事の相談を伺います。無料です。